2020.06.29
正しい抱っこの仕方 ~赤ちゃんにもママにも優しい抱き方とは~
産後のお母さんに多い悩みで、
・抱っこが疲れて長い時間できない…
・抱っこしても赤ちゃんが泣き止まない…
・落ち着いて抱っこが出来ない…
・抱っこしてると色んなところが痛い…
という声をよくお聞きします。
痛みや辛さが出るのは、筋肉や関節の問題もあるのですが、
もう一つ、原因として『抱っこの仕方が悪い』という事がよくあります。
今回は『正しい抱っこの仕方』をお伝えします。
お母さんにも赤ちゃんにも優しい”正しい抱っこ”とは?
基本的に赤ちゃんは、
『お腹の中にいた時と同じような体勢をとる』ことが重要です。
具体的にいうと、背骨がアルファベットのCの字のように丸くなる形が
赤ちゃんにとっては、自然で理想的な形です。
Cカーブを作る3つのポイント
①股関節はM字開脚
赤ちゃんの脚がM字開脚のような形をとれると、自然と背骨は丸まってきます。
赤ちゃんと向かい合って縦抱っこする場合、赤ちゃんの膝の後ろがお母さんの胴横に当たっていないとM字にはなっていません。
②赤ちゃんの頭はお母さんのデコルテのあたりの高さ
抱っこ位置が低いと、お母さんの肘が赤ちゃんから離れてしまい、腕に力が入りやすくなります。実は多くのお母さんがこの抱っこになってます。
力は入れず、胸に寄りかかってもらうようにし、肘の内側が赤ちゃんにピッタリくっつくように抱いてみてください。
胸から腕全体を使って優しく包むような形です。
③お母さんの姿勢の安定感
お母さんの姿勢もメチャメチャ重要です。
猫背の人、巻き肩の人、お腹が出てる人(反り腰の人)は抱っこする時に
腕や背中が痛くなることが多いです。
これは、抱っこの際にフォークリフトのように、腕の力で寄せて持ち上げるような形になっているためです。
必要なのは骨盤を支える筋肉達の活躍です。
意識としては、下っ腹とお尻の穴をぎゅっと絞める感覚で、ご自身の体を支えてみましょう。
うまくできていれば、掌は全く力が要りません。
骨盤矯正を行う時もそうですが、
足を整えて、骨盤を整えて、
それから肩などを回していくと、
みるみるうちに腕が軽くなって動かしやすくなります。
この状態で力を必要とせずに抱っこが出来ると、
手で包む=抱く と言う感覚が掴みやすくなります。
安定して抱っこできると、お母さんも赤ちゃんも
最高に気持ち良い状態を知ることができますよ。
参考文献:子育て応援サイト『チアデイズ』https://cheerdays.fcoop.or.jp/