2019.10.03
顔面神経麻痺
ある日突然、顔の半分が動かなくなってしまい…
その時くらいから、
以下のようなことが起こりませんでしたか?
この様なお悩みの方は、当院へお越しください!
- 額にシワを寄せることができなくなった。
- 口笛が吹けない。
- 片側の口角が下がってしまう。
- 涙や唾液が出すぎている、または出にくい気がする。
- 耳の聞こえがおかしい。
- 上まぶたを閉じれない。
- 耳の周りに痛みを伴う発赤が出てきた。
これらのことが、喜怒哀楽の表情を作ることもままならないことに加えて、徐々に現れはじめてきたら・・・ それは、顔面神経麻痺の徴候かもしれません。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺は、脳に近い所が原因となる中枢性のものと、顔に近い所に原因が疑われる末梢性のものに大別されます
表情筋(顔の筋肉)・涙腺(涙の分泌)・鼓膜に連なる筋(聴覚の調整)・舌(味覚のコントロール)など、様々な器官の働きの調節に関わっています。
顔面神経は、脳神経と呼ばれる12種類ある神経のうちの1つで、脳神経の名前の通り、脳に近い所からスタートします。その枝は、色々と分岐し、表情筋(顔の筋肉)・涙腺(涙の分泌)・鼓膜に連なる筋(聴覚の調整)・舌(味覚のコントロール)など、様々な器官の働きの調節に関わっています。
そのため、顔面神経の支配する表情筋の麻痺だけでなく、涙が出すぎる(逆にドライアイも)、耳の聞こえが悪くなる、あるいは聴覚過敏、食べ物の味が判りにくいなどの症状が現れる場合もございます。
顔面神経麻痺は、脳に近い所が原因となる中枢性のものと、顔に近い所に原因が疑われる末梢性のものに大別されますが、日常よく見受けられるものとしては、ベル麻痺(全体の60~70%を占める)やハント症候群などと呼ばれる末梢性のものになります。
ベル麻痺は、明らかな原因が見当たらないことが多いのですが、ハント症候群では、ヘルペスウイルスが原因となることが多いため、帯状疱疹様の発赤・発疹が耳の周囲に現れやすいという特徴があります。
*末梢性顔面神経麻痺では、額のシワ寄せが不可能になります。シワ寄せが可能だが麻痺している場合は、中枢性の可能性もございますので、医療機関の受診をお勧めいたします。
当グループならではの顔面神経麻痺治療について
当院では、顔面神経麻痺に対して、鍼(灸)治療をおすすめしております。
当院の顔面神経麻痺治療のポイント
- 症状の出始めの時期は、麻痺している筋肉の血流改善を目的とした治療が中心となります。
当院では、顔面神経麻痺に対して、鍼(灸)治療をおすすめしております。
症状の出始めの時期は、麻痺している筋肉の血流改善を目的とした治療が中心となります。身体の他の部分の筋肉に比べ、顔の筋肉(表情筋)は、小さく、厚みのないものがほとんどです。とてもデリケートな場所にもなりますので、細く、短い鍼を使用していきます。
2週間前後経過するころからは、鍼を少し長めのものに換え、低周波治療器をつないだ通電治療を行う場合もございます。こちらは、麻痺した筋肉が失いかけていた、本来あるべき収縮力を取り戻すために効果を発揮します。顔を中心とした治療になりますが、首・肩周りのこり具合も影響してきますので、併せて治療してまいります。
鍼灸治療に加えて、スーパーライザーという、光線治療器の併用もお薦めしております。こちらは、麻痺した部分への血流改善のサポートを目的とした、自律神経系のバランス調整機器になります。喉仏の下あたりに、照射装置を当てるだけですので、痛みは全くございません。
もちろん、鍼(灸)治療も、ほとんど痛みは感じませんので、ご安心下さい!