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リバース千束鍼灸院・整骨院

2020.06.13

一般の骨盤矯正と産後の骨盤矯正の違いとは??

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一般的に言われる『骨盤の歪み』と
産後に起こる『骨盤の歪み』は
違いはあるのでしょうか??

実は明確に違いがあります!

今回は『産後に起こる骨盤メカニズムについて』解説していきます。

ホルモンの影響により、骨盤が”開く”

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一般の人には起こらず、産後の人特有に起こる現象がコチラです。

妊娠中から出るホルモンに、『リラキシン』というホルモンがあります。
妊娠後期、胎児が産道を通りやすくするため、関節、靭帯などを緩くする働きがあります。
妊娠中~出産後6ヶ月くらいまで分泌されます。
(出産時をピークに、徐々に分泌量は減少していく)
これにより、出産時に赤ちゃんが産道を通る時の骨盤の”開き”に
お母さんの身体が耐えられるようになっているのですが、
少し厄介なのが、出産後もこのホルモンが出続けていること。

これにより、骨盤周りの関節が緩く不安定になり、
”歪み”が生じやすくなります。
※その為、骨をボキボキ鳴らすような骨盤矯正は負担が大きくかかりやすく、
 産後の方には危険ですのでやらない事をオススメします。

また産後に手首周りの腱鞘炎が多くなるのも、
このリラキシンの影響で手首周辺の関節が緩くなっている上、
抱っこなどで酷使する機会が増える為だと言われています。

骨盤の支えとして必要な筋力の低下

妊娠、出産の過程でお腹が大きくなったり、重心が変わる関係で、
長期間にわたって出来る姿勢・クセがあります。

そこでどうしても起こってしまうのが、筋力低下です。
特に骨盤周りの支えとして活躍する筋肉達こそ、
弱ってしまう という現象が起こります。

これがあるので、1回矯正したら
「ハイ、終了!」とはなりません。

矯正して理想的な位置に一度は持ってこれても、
それを維持できなければ意味がないのです。

悪い姿勢・クセがついてしまうのは
妊娠・出産時に限った話ではなく、
産後にも起こりやすい特徴姿勢があります。
それは「授乳、抱っこ」の姿勢です。

これも骨盤周りの支えとして、本来の使い方と違った、
筋肉や関節に負担の来やすい使い方となってしまうことが
往々にしてあります。

この姿勢・クセを一度つけてしまうと、
生涯に渡って、様々な痛みの症状や疲れやすさ、
もっといってしまうと美容面にも影響が出ます。

産後2~6か月以内に矯正するのがベスト!

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リラキシンというホルモンの影響で
産後~6か月は”歪み”が生じやすい といいましたが、

逆にいうと、正しい位置に矯正もしやすい時期なのです。

当院では、産後お母さんにはボキボキと骨を鳴らすような手技は入れず、
産後のお母さんにも負担の少ない方法を用いて矯正を行います。
また、産後でどうしても落ちてしまう筋力をつけ、
より安定した動き方・支え方が出来るようになる為のトレーニングも入れ、
全10回のプログラムを組んで矯正を行ってまいります。

産後の骨盤矯正の目的は大きく分けて2つあります。

1つは  痛み・不調を出さないようにすること
2つ目は 美容面です。

骨盤矯正により、以下のような症状をケアすることが出来ます。

・骨盤が開くことで内臓の位置関係の悪化
→ホルモンバランスの乱れ、むくみやすくなる

→むくみが慢性的に続いていると、『静脈瘤』を作りやすくなります。
※静脈瘤=おばあちゃんの足 血管がボコボコ浮き出てくるような状態

・体型面
ズボンがウエストは余裕があるのに、骨盤の横で引っかかる
という声は、特に産後のお母さんに多いです。
これは骨盤周りが開いた状態や、
開きやすくなる周辺の筋肉のクセが取れていない状態です。

  • <最後に>

これは自論ですが、
本当の意味で家族を守っているのは、お母さんだと思います。
お母さんがいつも元気で、ニコニコ穏やかな表情でいると、
お母さんをよく見ている赤ちゃんも大きく影響を受け、
赤ちゃんの感情も安定しやすくなります。
天使のような笑顔を周りに振りまいてくれます。
こんな環境でいれたら、お父さんだって疲れがぶっ飛びます。
なので、すべてのスタートになるのは、お母さんです。

お子さんの為、家族の為に、たくさんの労力を注いでいると思いますが、
お母さんの身体を守るのは一体誰でしょうか?

答えは『自分自身で守るしかない』だと思います。

我々は治療院での施術を通して、
少しでもお母さんに元気になってもらえる為の情報をお渡しし、
お母さんの健康に少しでも貢献できればと願っております。

ぜひご来院いただくお母さん方には、
いつまでも若々しく、元気な姿でいることで
周りの大切なご家族の幸せを守ってあげられる
そんな存在でいて欲しいと願っております。

水野雅之

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