2019.09.04
ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)
手の親指から、
手首にかけて痛むんだけど…
という方、次のようなことで、
何か当てはまることはございませんか?
この様なお悩みの方は当院へお越しください
- 家事などで手をよく使う。
- 妊娠後期または出産直後である。
- 手首の親指側が特に痛む。
- 親指の動きに伴って痛みが増減する。
- 親指を手の平に握ったグーの状態のまま、小指側に曲げると痛みが強まる。
- ゴルフクラブやテニスラケットを強く握り、振り回すことが多い。
- 手首が痛み始める前から、肩こりが気になっていた。
以上の項目で、当てはまることが多いと感じられる方は、ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)になりかけているかもしれません。症状が悪化する前にお早めにご相談下さい。
ド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)の原因
ド・ケルバン病は腱鞘炎の一種になります。
腱鞘炎は、前腕から親指につながる筋肉の腱・腱鞘に炎症が起こりやすくなってきます。
腱鞘とは、筋肉からつながるひも状の腱を包み込んでいるトンネル、あるいは水道ホース状の場所になります。
指を動かす筋肉の伸び縮みに合わせて、腱というヒモはトンネルである鞘の中を滑らかに動きますが、腱鞘炎になってしまうと、その滑らかな動きが出来ず、引っかかりが生じてきます。
その為、特定の方向への指、特に親指の動きに伴って、スルスル通りぬけていたものが、ガリガリと摩擦を生じさせることになってしまい、痛みを生じさせることにつながってしまうのです。
ド・ケルバン病では、特に、長母指外転筋、短母指伸筋という、前腕から親指(母指)につながる筋肉の腱・腱鞘に炎症が起こりやすくなってきます。
当グループならではのド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)治療について
患部の痛みや熱感を鎮める目的で、超音波治療器を始めとした、物理療法、マッサージやストレッチ、鍼灸治療、テーピングを行うこともございます。
当院のド・ケルバン病(狭窄性腱鞘炎)治療のポイント
- 痛みには、物理療法機器、固定、手技療法
- 鍼灸治療や手技療法
炎症が起こっている場合には、患部の痛みや熱感を鎮める目的で、超音波治療器を始めとした、物理療法を施します。
ド・ケルバン病の原因となる長母指外転筋・短母指伸筋は、肘と手首のほぼ中間付近から親指に至っていますので、該当する部分にマッサージやストレッチ、テーピングを行うこともございます。
他にも、鍼灸治療により、これらの筋肉の緊張や、痛みの軽減を図る場合もございます。
スポーツをよくされる方であれば、手首付近に負担がかかるような動きになっていないかどうか、チェックさせて頂くこともあります。
これは、体の他の部分の柔軟性が確保されていないと、一箇所に負担がかかり続けることにつながってしまうからです。
テニスやゴルフをされる方であれば、肘・肩及び、下半身の柔らかい動きができているかどうかも、手首にかかる負担の増減につながってくるためです。
過度の使用が症状の長期化につながることもございますので、家事やスポーツなどによる頻回使用を、できるだけ控えることをお勧め致します。