2019.09.04
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)
肘の外側が痛くなることがあるのだけど…
もしかしたら、それは
上腕骨外側上顆炎かもしれません。
以下のようなことは思い当たりませんか?
この様なお悩みの方は当院へお越しください
- テニスのバックハンドの時に痛い。
- 最近、テニスのラケットやストロークを変えた。
- タオルをしぼったり、ぞうきんをしぼったりすると痛い。
- ドアのノブを回す動作、雨戸を閉める動作で痛い。
- パソコンでタイピングをすることが多い。
以上の項目で、当てはまることが多いと感じられる方は、テニス肘(上腕骨外側上顆炎)になりかけているかもしれません。症状が悪化する前にお早めにご相談下さい。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の原因
中高年のテニス愛好家に生じやすく、使いすぎやラケットまたはプレースタイルを変えたたときに生じやすくなります。
家事やパソコン作業、ピアノやバイオリン、雪かきなどの力仕事でも上腕骨外側上顆炎は発生することがあります。
テニスプレーヤーの肘外側痛は、中高年のテニス愛好家に生じやすく、使いすぎやラケットまたはプレースタイルを変えたたときに生じやすくなります。バックハンドストロークとボレー、サーブ、スマッシュの際に痛みが増強します。
バックハンドストロークでは、インパクト時にラケット面にかかるボールの衝撃が、ラケットのグリップを握っている手関節から前腕伸筋群と回外筋群が付着している肘のそとがわ(上腕骨外側上顆部)にかかり、炎症や骨膜炎を生じます。
前腕伸筋は、屈筋より筋力が弱く、テニスプレー中の衝撃の繰り返しにより損傷が起きやすいのです。このため、上腕骨外側上顆炎のことを、バックハンドテニス肘と呼ぶこともあります。 反対にフォアハンドストロークでは、トップスピンサーブやストロークの際の手関節のスナップが誘因となり、前腕屈筋群と回内筋群が付着している肘のうちがわ(上腕骨内側上顆部)で炎症や骨膜炎を生じ、上腕骨内側上顆炎を発症します。
また、ストローク動作は脊柱や肩のひねり動作を中心に行うために、ひねり動作が上手に行われないと、手首を使った打法になり、肘に衝撃がかかるためテニス肘の発症原因となります。
当グループならではのテニス肘(上腕骨外側上顆炎)治療について
炎症を鎮める目的での物理療法、理学療法、鍼灸治療を行い緩和させていきます。
当院のテニス肘(上腕骨外側上顆炎)治療のポイント
- 物理療法や、理学療法
- 鍼灸治療や手技療法、テーピングによるサポート
痛みが強くて炎症を起こしている時は、安静と冷却(アイシング)が大切です。
テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の場合、前腕伸筋が収縮を過剰に繰り返すことで、起始部(筋肉のスタート地点)である肘の外側に負担がかかることにより炎症が起こります。
痛みのある部分の炎症を鎮めること、前腕(手首から肘までの部分)の筋緊張の緩和はもちろんですが、腕や肩甲骨回り・首や背中の硬さも、肘関節周りへの負担の増減に影響しますので、併せて治療を進めていくこともございます。
炎症を鎮める目的での物理療法(超音波、マイクロカレントなど)のほか、筋緊張を緩和するための理学療法(マッサージ、ストレッチなど)、痛みの緩和については、鍼灸治療を行う場合もございます。また、状態によってはテーピングによるサポートを行うこともございます。