2019.11.28
右手首の腱鞘炎…姿勢から治す必要があります!
みなさんは運動・スポーツはされていますか?
子供の頃は体育の授業があったから自然と走ったりしてましたけど…大人になるとやらないですよねぇ…。
子育てや仕事がひと段落した時、新しくスポーツ始めるのは難しいからと一番多い運動はウォーキングがダントツなんですけど、最近はポケモンGOやドラクエウォークといったウォーキング×スマホゲームが大人世代はたまたシニア世代にも人気なんだとか!
あとは意外と長くできるスポーツとしてテニスも人気です。
…難しく見えますけどねぇ。
今回はそんなテニスをされている方が手首の腱鞘炎で来院されたのでご紹介いたします。
この方の特徴はこんな感じでした
- 50代 女性
- 趣味でテニス
- 仕事はパソコン業務
この方の腱鞘炎は繰り返していました。
スタートは夏頃…たくさん生えた草むしりをしていて痛みが出たそうです。
それから週に1回テニスの練習があって、バックハンドは大丈夫だけどフォアハンドやサーブが痛い。
やった後はしばらく痛くて落ち着く時もある。
でも最近とうとう手首がやや腫れだして、今はお箸を持つ動作も痛みが走るほど。。。
だそうです。そのうち治るかな~って思いがちなこういう腱鞘炎もまたほっとくと治りづらい症状です。
繰り返す腱鞘炎…なんと姿勢も関係していた!
痛み自体はひどいと箸を持って口に運ぶ動作でも手首に痛みが走り、「イタタ…」と手を止めてしまうそうです。
ピリッとした痛みでご本人の指標で痛みの程度は10段階中Max10に痛いとのことでした。
小指側の手首がやや腫れていて、肘の内側から繋がっている筋肉が硬く引っ張っていました。
当然テニスも手を使うスポーツなので、負担はかかるんですが…この方、お仕事がデスクワークです。
毎日何時間もPCに向かっています。ご本人も自覚がありましたが、猫背がやや目立ちます。
猫背になると背中が丸まって、肩甲骨が外側に開いて肩が内巻きに行きやすくなります。
そうすると、肘から下の腕も内巻きになりやすく、手首周りは実は姿勢からも負担がかかっていたのです。
PCって当然手のひら下に向けてキーボード打ちますよね?常に内巻きになりますよね。
手首の痛みの治りづらさが実は姿勢も…考えないですよね?
今回の症状に対する当院の治療の流れ
根本的に治すにはまずは姿勢から!
治療のPOINT
- 胸椎(胸の高さの背骨)を伸ばすこと
- 腕が外に開くように動かしていくこと
施術
普通の整骨院にいけば、電気かけて…腕周りだけマッサージして終わり…あとシップくらい…でしょうけど、当院は違います。
根本改善に自信を持っているので、まずは肩甲骨や背中などの姿勢から改善していきます。
当然患部の右手首も施術を行いますが、広い視野で施術を行うことが大事です。
そして家での宿題として背中を反るようによく動かすこと。
背中周りから腕に循環を送る神経が通っているので取り組んでもらいました。
術後は痛みが改善、手首もひねる動作も出来て…
「お財布からお金を取る動作も痛かったけど…今は大丈夫!」
とお帰りになりました。
2回目
1週間たたないうちに来院頂き、前回、少しモヤッと腫れているところも触れて次の日少し痛くなっていたようです。
しかしそのあとの日からは大分痛みが引き、前回がLevel10の痛みなら5~6くらいになっていたようです。
この日もしっかり根本改善していきました。
3回目
痛みもLevel4、日常動作はほぼ出来る、箸も動かしたも痛くないそうです。
テニスの打ち方を手打ちなのを意識的に下半身から打つフォームに変えているそうでこの方の感覚の鋭さも素晴らしいですね!
今後
まずは痛みを取ることにフォーカスし、その後は
①気になっている猫背を治すこと
②テニスの動作に近づけるトレーニングを組み、行って頂くこと
つらさがない状態で趣味を全力で楽しめる!そんな身体作りをお手伝いしたいです。
総括
小さなこともほっておくと箸を持つのもつらくなる…虫歯治療と同じですね!
その場しのぎの治療はすぐ戻ったり、結果長引かせることが多いです。
目の前の痛みにとらわれすぎず…「痛いせいで何が出来ないのか」「痛みが取れた時何がしたいのか」
そちらに目を向けると治療する意味が分かってきます。
腰痛専門整骨院といっても腱鞘炎など日常的なつらさも診させていただきます。
慢性症状にお悩みで浅草・千束・今戸・南千住お住まいの方、ぜひご来院お待ちしております。