2019.12.02
腰が痛くてゴルフが出来ない(>_<)
体に痛みがあるせいで、何かが出来ない、やりたい事が楽しく出来ない、なんていう事はありませんか?
先日、当院にも腰痛を訴えて来院された60代の男性の方がいらっしゃいました。
今回はそのクライアントさんの事について書いていきます。
問診で確認出来た事
- 1年以上前から慢性的な腰痛
- 1ヶ月前にゴルフをやった際、腰を痛めて以来、ずっと痛みが続いている
- 朝起きた時に痛い
- 寝ている時は痛くない
- 定期的にジムでマシントレーニング
- 60才を過ぎているが、現役で設計の仕事に携わっている
・腫れ等、炎症症状は出ていない
・腰を捻る動作、横に倒す動作で痛みが出る
・痛む範囲は比較的広範囲
・整形外科学テストをしても、神経症状はみられず
問診、視診、触診、検査を踏まえ、総合的に筋・筋膜性の痛みと判断しました。
筋・筋膜性腰痛
『筋』とは文字通り筋肉を指します。「筋肉が損傷して」とか「筋肉が硬くなって」など、こちらはイメージしやすいかと思います。
では『筋膜』とは何でしょう?
わかりやすい例でいうと、鶏肉の皮と肉の間の半透明の薄皮のようなものがありますが、これが筋膜です。
この膜が筋肉を覆って、筋肉をつなげていきます。
この筋膜がある事で、筋肉同士が上手く滑りあって滑らかな運動ができまするのです。
筋・筋膜に問題があって、上手く滑らないとどういう問題が生じると思いますか?
ある報告によると、筋膜のねじれは筋肉や血管、神経にも影響を与え、結果として機能異常が全身に及ぶこともあります。また、急性の傷害が治癒した後も、痛みやシビレなどの不具合を持続的にもたらすともいわれています。
『筋・筋膜性腰痛』の場合はピンポイントでここが痛い、というより、どこだかわからない全体的な痛みが出るのも特徴です。
この『筋・筋膜性腰痛』は腰椎椎間板ヘルニアや脊柱菅狭窄症のようにMRIやレントゲンといった画像検査では診断できません。
画像検査で問題が発見できないため、昔は病院に行っても湿布の処方だけで終わってしまうことも多くありましたが、これが腰痛の原因となることは近年広く認識されています。
では、どのような問題から筋・筋膜性の痛みが発生するのでしょうか?
大雑把にみると
日常生活で筋の使い過ぎ、もしくは使わな過ぎ
⇒筋膜の歪み・短縮・癒着の発生
⇒筋膜の間にある水分の流れが悪化
⇒痛みを発生する物質が蓄積
⇒痛みのセンサーに疼痛発生物質がはまりこむ
⇒痛みのセンサーが興奮して筋・筋膜由来の痛みが発生
このようなフローになります。
インナーの筋力低下
もう一つ気になった事として、体幹を支えるインナーの筋肉の働きが低下している事です。
これは痛みの出方、日常の生活様式、実際の筋肉の働きをチェックしてみて判断しました。
このクライアントさんの治療の流れは?
・初回は痛みの緩和を目的に、筋肉の緊張を緩める施術を行いました。術後は腰を捻る動きをした際の痛みが軽減し、可動域も改善されました。
・2回目来院時は起床時の痛みが緩和されており、痛みも初回来院時に比べて半分以下になっていましたので、引き続き筋肉の緊張緩和を目的とした施術とセルフケアとして、簡単なストレッチ指導を行いました。
次回来院時に、経過が良好であれば、インナーの筋肉のトレーニングを行い、再発防止を目指します。
上記のクライアントさんの本当の願望は楽しくゴルフをプレイし続ける事です。
我々は痛みを取り除くことはあくまでファーストステップ。ゴルフが楽しくプレイできて、かつそのパフォーマンスの向上までお手伝いをしていきたいと考えております。
リバース千束通り鍼灸整骨院では
- 我々の治療目的はクライアントの願望実現と健康寿命を伸ばし、人生の質を高めるためのサポートです
当院では腰の痛みがどこから来ているのか、その根本原因を問診、視診、触診、検査でしっかりと鑑別し、各々の原因にアプローチし、一日も早い回復を目指します。
その上で
「出来なかったことが出来る」
「再発防止」
「前よりもパフォーマンスが向上する」
を目指してサポートをしていきます。
筋・筋膜性の腰痛であれば、筋骨格調整や鍼灸治療等を用いて痛みを緩和し、併せて体幹部のエクササイズ等をお伝えしながら、根本的な症状の改善を目指します。
また、複合高周波EMS『楽トレ』を使用してのインナーマッスル・トレーニングも用意しております。
日頃から腰痛でお悩みの方は、一度当院までお気軽にご相談ください。