2019.12.06
腰が痛くて動けない(-_-;) ツラい『ギックリ腰』
『魔女の一撃』って聞いた事はありますか?
これはギックリ腰の痛みを形容する言葉ですが、経験された方であれば、その気持ちもわかるのではないでしょうか?
今回は、先日ウェイトトレーニング中に強い痛みに襲われ、いわゆる『ギックリ腰』で来院された方のケースをご紹介いたします。
40代 男性 ウェイトトレーニング中に腰に痛みを発症
- ・デッドリフト(ウェイトトレーニングの種目です)を行った際、3セット目に強い痛みが発生して、トレーニングの継続が困難になった
- ・ギックリ腰は初めて
- ・最も痛い動きは前に屈む動作
- ・横になって安静にしていれば痛みは出ない
- ・患部に腫れや皮膚の変化は無い
- ・この1ヶ月くらい仕事が忙しかった
ギックリ腰(急性腰痛症)
問診、触診、動作確認、検査を通じて、この方に関しては、腰を支えるべき筋肉にトラブルが起きていると判断いたしました。
いわゆるギックリ腰(急性腰痛症)といわれるものです。
よく聞かれる『ギックリ腰』とは症状名で、病院で診てもらうと「急性腰痛症」と診断される事が多いです。
症状としては、突然腰に動けないほどの激しい痛みが生じます。
ギックリ腰を起こすキッカケとしては、腰部の関節・筋肉などに急激な負荷がかかって捻挫・挫傷を起こしているケースが大半です。
「急性腰痛症」という名称からも想像されるように、急激な動作(重い物を持ち上げた等)によって発症する場合が多いのですが、些細な事がきっかけで発症すること(くしゃみ、振り向く動作等)も珍しくありません。
要因としては、日常生活の中での姿勢の悪さや、同じ動作の繰り返し等、疲労の蓄積によって腰を支える体組織が過度に緊張した状態になり、許容範囲を超えた時に耐えられず激しい痛みに襲われる事が多いようです。
このクライアントさんの治療の流れは?
この方に関しては、腰を支えるべき筋肉が損傷していると判断し、まずは患部の周りの筋肉の緊張をとる施術を行い、併せて痛みの感度を変えるため特殊電療とアイシングを行いました。
術後は痛みが来院時に比べ、3割程度になり、前屈動作は痛みが残りながらも、可能になりました。
この方には、痛みのあるうちは出来るだけ詰めて通院していただくことと、日常動作は出来る範囲で行うよう、お伝えしました。
ギックリ腰は安静厳禁!?
強い痛みがあると、怖くてベッドに横になって安静にしてしまう方が多いのですが、
いわゆる『ギックリ腰』の場合は動ける範囲で動いていた方が回復が早いです。これは医学的な統計をみても実証されています。
*ただし、急性の腰痛では、圧迫骨折や椎間板ヘルニアからくる神経症状のケースもありますので、まずは医療機関を受診しましょう。
ギックリ腰はクセになる!?
よく
「ギックリ腰はクセになる」
って聞いたことはありませんか?
確かにその様なケースは多いです。
考えられる理由はいくつかありますが、
・腰に負担のかかる日常生活、動作、姿勢が変わっていない
・インナーの筋肉が働いておらず、不安定
等々いくつかの要因が挙げられます。
再発を予防するためには原因を見直す事、体幹トレーニング等で、インナーの筋肉の働きを取り戻す事が必須です。
前述の男性は、3回目の来院時には、違和感は残るものの、痛みはほぼ消失しておりました。
再発の予防のためのトレーニングをお伝えして、毎日数分で良いので続ける様指導させていただきました。
また今後のご提案としてEMS『楽トレ』のご案内もさせていただきました。
『リバース千束通り鍼灸整骨院』では、ギックリ腰だけでなく、多様な腰の痛みに対して、問診、視診、触診、検査等を踏まえ、その痛みの原因を探し当て、的確な施術を行なっていく事で早期の回復を目指します。
また回復を促すためのセルフケアも、姿勢・動作の改善から、ストレッチ・筋力向上などお一人お一人に合わせた内容をお伝えしていきます。
当院は「解剖整理学をベースにした施術」、「運動指導」、「栄養指導」をもとに、皆様が健康で充実した生活を送れるようサポートをさせていただきたいと考えております。
ギックリ腰や慢性腰痛でお困りの方は、一度当院までお気軽にお問い合わせください。