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リバース千束鍼灸院・整骨院

2019.12.18

お尻から太腿の裏が痛い(ーー;) ~坐骨神経痛!?~

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皆さんは『腰』と聞いてどこの部位を連想しますか?
骨盤?ウェスト?お臍の後ろ?
イメージは人それぞれかと思います。
一般的に日本人はウェストからお尻くらいまでをイメージするようですが、中国の人は肋骨の下部の終わりくらいから骨盤の上くらいをイメージする方が多いそうです。
これは日本人が歴史的に和服文化で、帯を締める位置なども関係しているのかもしれませんね。
スポーツ等の運動指導の場で、「腰を切れ!」などという表現が使われますが、国によってどこを指すかが違うので異なるニュアンスが伝わってしまう、ということがあるようです。

医療機関では腰部というと『さわることのできる一番下の肋骨とお尻の一番下の間』とするのが一般的なようです。

さて、今回は腰から左太腿の裏の痛みを訴えて来院された女性について書いてみます。

40代 女性 事務職

  • 左の腰から太腿裏にかけて痛い
  • パソコン仕事でずっと座っているのがつらい
  • 仕事が終わりに近づく夕方頃が一番つらい
  • 太腿が痛いので、運動する事が怖い

この女性、よく話を聞いてみると、痛い部位というのは腰というよりお尻。ここから太腿の裏側にかけての痛みでした。

お尻から太腿が痛いというと、いわゆる坐骨神経痛を連想する方も多いと思います。

一口に坐骨神経痛と言っても、その原因は一つではありません。

・椎椎間板ヘルニア
・腰部脊柱管狭窄症
・梨状筋症候群

等々いくつか考えられるのです。

今回の女性の場合、感覚障害や筋力低下はみられず、痛みの出方が疲労の度合いによって変わる事、徒手検査で骨盤・股関節周囲の筋肉を緊張させることで痛みが増悪し、弛緩させると痛みが軽減することから、
臀部(梨状筋等)の筋肉の硬さからくる神経の圧迫が原因で、お尻から太腿にかけて痛みが出ていると考えました。

梨状筋症候群(圧迫性坐骨神経障害)とは?

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腰やお尻、太腿の裏側に痛みが出ている場合、いくつかのケースが考えられます。

その中でも、坐骨神経が骨盤出口部で、何らかの原因によって股関節を支える筋肉(これが梨状筋と呼ばれる筋肉)の圧迫や刺激を受け、痛みが生じるものを『梨状筋症候群』と称します。

神経の圧迫が原因となっている障害は、圧迫性坐骨神経障害と呼びますが、
病院での診察では圧迫性坐骨神経障害の総称として、『梨状筋症候群』が用いられることも多くあります。

この方の治療の流れは?

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初回来院時・・・まずは腰、お尻、太腿の裏側の筋肉の緊張が強かったので、筋緊張を緩め、神経の圧迫を緩和する調整を行いました。
施術後は痛みが軽減したとのことでしたが、また戻ることをお伝えし、戻りをおさえるために御自身で出来る、簡単なストレッチ、トレーニングをお伝えしました。
最初は良い状態を保てるように週に2~3回の通院を勧めました。

2回目来院時・・・状態を確認したところ、初回施術後は痛みが軽減したが、すぐに戻ったとの事でした。ある意味予想通りで、施術を継続していく必要のある事、良い状態をキープ出来る様、セルフケアをしっかり継続していくようにお話ししました。

4回目来院時・・・良い状態が数日続くようになってきたとの事でした。
今回は筋肉を緩める調整だけでなく、神経のストレッチも施術の中に組み込みました。

その後3回程度の施術を行った事で、当初のお尻~太腿の裏の痛みはほぼ消失いたしました。
体幹部安定のためのセルフケア・エクササイズもしっかりと行ってくれたので、慢性的な腰の疲労はあるものの、日常の生活、動作には支障無い状態になりました。

この方は年末に向けてお仕事が忙しい事もあるので、通院の頻度は10日に一回くらいにあけながら、お体のメンテナンスを継続されています。

太腿の痛みが軽減しているので、以前から気になっていた、左肩の挙がりの悪さ(四十肩様の症状)も併せて調整・全身のケアを継続されています。

リバース千束通り鍼灸整骨院では

  • 健康に生きられる、時を創る。

当院では腰や脚の痛みがどこから来ているのか、その根本原因を問診、視診、触診、検査を通してしっかりと鑑別し、各々の原因にアプローチし、一日も早い回復を目指します。
その上で
「出来なかったことが出来る」

「再発予防」

「前よりもパフォーマンスが向上する」

を目指してサポートをしていきます。

前述の女性の場合、不安なく仕事が出来る、という事は大前提ですが、以前のようにフィフィットネスジムでヨガや水泳などを楽しくやりたいという願望がありました。
今では仕事の合間を縫って、少しづつヨガを再開している、との事です。
何よりも、初回来院時より表情が明るくなったことが、私たちとしてもうれしいかぎりです。

日頃から腰痛や脚の痛みでお悩みの方は、一度当院までお気軽にご相談ください。
少しでも皆様のお役に立てる様、全力でサポートさせていただきます!!

井上知明

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